2021年1/4から放送が開始される裏世界ピクニック。
ネット怪談×異世界ものの作品と言う事で前々から気になっており、アニメ化も決定したと言う事で読んで見たのですが…これがマジで面白かった…。
ネット怪談や都市伝説で有名な話をモチーフとしており、それらが好きな私はめちゃハマれるストーリーだったので、本日は裏世界ピクニックを読んで見た感想やらを書いて行こうと思います!
裏世界ピクニック
裏世界ピクニックとは
裏世界ピクニックは同名の小説が原作で、理解の及ばない異世界でのお宝探索をコンセプトにインターネット上に流れる怪談や都市伝説をモチーフに組み込んだ作品です。
2020/12現在原作小説は4巻まで発売中で12/17に5巻が発売。
コミック版も5巻まで発売中。
2021/1/4からはアニメもスタートします。

裏世界ピクニックを読んで見た感想とか(コミック版)
そんな訳で、前々から気になっていた裏世界ピクニックのコミック版を最新刊の5巻まで全部読んで見たんですが…ネットで有名な怪談や都市伝説が盛り沢山でめちゃくちゃ楽しめました。
ホラーや都市伝説系の話が好きな人なら恐らく1度は聞いた事があるであろう「くねくね」や「八尺様」、「きさらぎ駅」や「時空のおっさん」などがモチーフになっており、これらの話を読んだ事がある方はニヤリとできる筈。
他にも世界で一番有名である奇書のひとつであり、発見されてから未だに解読がされていないヴィオニッチの手稿の世界感が登場したりと色々とツボを押さえてきたりと、とにかくそっち系が好きな方には堪らない作品です。
読んだ事が無い方でも作中でこれら怪奇現象について説明されるので、それらの事象に興味を持った方はネットで元になった話を読めるので2度美味しい思いができる作品になっているんじゃないかなーと思います。
それらの怪奇現象について独自の解釈を交えてストーリーが進行して行くんですが、その解釈も中々面白く感じるものがありました。
そしてそれらの怪奇が【裏世界】で引き起こされる事も好奇心が沸き立ちます。
作中では裏世界の入り口が廃ビルのとある部屋だったり朽ちた神社の鳥居だったりと、昔から語り継がれる所謂「神隠し」と通じるものが有りますし、現実で引き起こされる怪奇譚よりもワクワクしながら読む事ができました。
その裏世界の雰囲気もどことなくノスタルジックな感じがあって個人的には物凄く好きな感じ。
肝心のホラー的な要素もガッツリ怖く、未知の物に触れる不安な感じもしっかりと表現されていたように思います。
ただちょっと気になる点も。
裏世界は未知の世界で現実とはルールや法則が異なるのは分かるんですが、踏むと爆発したり燃えてしまうようなトラップはちょっとどうなのかなーと感じました。
折角なら未知の恐怖や危険をトラップのような点で表現するのではなく、空間のような面で表現すればもっと面白そう(後々登場しました)
銃火器の登場は未知への恐怖に対する分りやすい武器と言う事で普通にありだと思いました。
そして魅力的な登場キャラクター達。
メインヒロインは2人で、1巻表紙の左側の眼鏡をかけた女の子の紙越空魚(かみこしそらを)と右側の金髪の女の子、仁科鳥子(にしなとりこ)の掛け合いも中々。
所々に百合要素も含まれているので2人の感情や心象と言った部分も楽しめると思います。
とは言え、1巻の紙越空魚は個人的にちょっと見てられないシーンがありそこで投げ出しそうになりましたが…その後ストーリーが進むにつれて彼女も少しづつ良い方に変わり、1巻で投げ出さなくて良かったなと心底思いました。
絵も中々綺麗で、ホラーや都市伝説系の話が好きな方には絶対読んでほしい作品です。
気になった方はAmazonにて1話を無料で試し読みをする事ができます。
巻末にはおまけで書き下ろしの短編小説も掲載されているので原作ファンも方も是非!
初回限定にはなりますが、Amazonチャージ利用すると初回限定で1000ポイント+チャージ金額の最大2.5%分のポイントが貰えるキャンペーンが行われていますので、このキャンペーンを利用すればKindle版裏世界ピクニック全5巻を1000円ちょっとで購入する事ができます。
まだご利用で無い方は是非ご利用下さいな!
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