ラグナロクオンラインが12/1で18周年を迎えました。
アニバーサリー期間中のお祭り騒ぎを久しぶりに体験したく、ちょっとプレイしてみようかなーと思い、クライアントをダウンロードしてみたんですが…OTP解除するのに身分証を送付する必要があるんですね…。

うーん、ちょっと面倒になってしまったぞ…w
そんな訳で復帰はちょっと後回しにして、本日は「そろそろROの思い出を語ろうか」の第三弾、BOT戦記&アサシンギルド事件について語ろうと思います。
Contents
RO BOT戦記
私がROを始めた2004年から2008年か2009年頃まではBOTの全盛期でした。
金銭的、経験値的に美味しい狩場はBOTで溢れかえり、不正プログラムでサーバーに負荷を掛ける他にもアイテムのルートは勿論の事、横殴りをして来たりとやりたい放題で、24h休むことなく狩続けるので無限にアイテムを供給し続け、レアアイテムの相場も崩壊しつつありました。
運営も当時はBOTの取り締まりを手動で行っており、数万と居るBOT全てに手が回る訳でも無く野放し状態でした。
それを知る由も無かった私達プレイヤー。
更にはアカウントクラックも横行し、しかもゲームマスターの立場にあった運営の社員がデータを操作して不正にゲーム内通貨を取得していた事件もあり、プレイヤー達は運営に不信感が募るばかりでした。
ですが逆にそのカオスな状況が私的には面白く、ROを楽しんでプレイしていました。
私が始めた頃はMAPにBOTが居る事が日常だったので特に気にならなかった…ってのも本音の一つですねw
そんなこんなで特にBOTを気にすることなく仲間達にも恵まれてまったりとプレイしていたある日、転生システムが実装される事になりました。
これまで到達点だったオーラ(Lvカンスト)から更に強くなれる。
しかも見た目もカッコいい!って事で本腰を入れてレベリングを行う事に。
転生職に合わせて新装備を買う為にレベリングと並行して金策も行おうと思い、普段以上に効率を出そうと皆躍起になっていました。
しかし効率を求め狩をしているとある障害が目に付くようになります。
そう、BOTの存在でした。
横殴りをされると得られる経験値の量が減り、ドロップしたアイテムを拾うのにも時間が掛かり思うように効率が上がらずにヤキモキするようになってしまいました。
この頃はBOTや不正対策にnProtectが実装されていましたが、対策をしても新型BOTがすぐ登場する…と、まさににイタチごっこでBOTは一向に減りません。
中にはBOT達に一矢報いるためにダンジョン前に大量のモンスターを召喚して狩をさせない強硬手段を取るプレイヤーや
BOTが販売している露店をつぶす為に街中でモンスターを召喚するテロ行為を働いたり
BOTを排除する涙ぐましい努力を重ねるプレイヤーが一部居ましたが、逆に一般プレイヤー達にも迷惑をかけている始末。
しかし街やフィールドで大規模なテロ行為が起こる度に討伐隊が組まれ、それはそれでお祭り騒ぎのように楽しんでいました。
お祭り騒ぎは楽しいとは言えレベリングはかなりの地獄。
私はアサシンと呼ばれる職業をメインにプレイしていたのですが、基本レベリングはソロが効率が良いのでひたすらソロでレベリングをしていたのですが、これがかなりマゾい仕様。
Lv98から99に上げる為には約50時間以上狩をしなければいけません。
しかもやられるとデスペナルティーが発生し、経験値が-1%されるので30分が水の泡と化してしまいます。
ドラクエXは100Lvを超えていてもフィールドで1時間も狩ればひとつLvが上がるので如何にマゾいかが判りますね…w
そんなマゾいレベリングを、もはやストレスでしかないBOTが闊歩するMAPで狩をする…と、ここまではまだ良かったのですが、ある日忘れられない事件が起こりました。
モンスターを倒すと0.02%の確立でカードと呼ばれるレアアイテムをドロップする事が有ります。
このカードは武器や防具に空いているスロットに刺す事で強力な効果を発揮するんですが、私がターゲットだったモンスターをBOTが横殴りをして倒してしまい、カードがドロップしてBOTが持ち去ってしまいました。
当時の価格で約500万ゼニーとかなり高価だったアイテムの為に滅茶苦茶ショックでした…
地獄のようなレベリングに疲れ、更に高価なアイテムまで失った私はついついフレンドやギルドメンバーに愚痴をこぼしてしまいました。
そしていつか報復してやろう…と決意しながらも奮起してようやく転生をする事できたある日、新しいバグが発見される事となります。
そのバグは普段ならアサシンへの転職試験でしか入る事ができない、アサシンギルド内の最深部をワープポータルのメモ地点として登録できるというバグでした。
アサシンギルドの最深部は見えない壁で作られた迷路のようになっており、初見ではクリアがかなり面倒。
しかもアサシンギルドの最深部に足を踏み入れたプレイヤーは、セーブポイントが強制的に最下層に上書きされてしまうのでアイテムによる脱出も不可能と、色々と理に叶った場所でした。
もしここにBOTを隔離できれば少しの間とはいえ皆が安心して、快適に狩が出来るのではないか?と考えた私は、同じくBOTに苦汁を味わされたフレンド2人と協力し、BOT隔離計画を進める為に新キャラを作成しました。
BOT隔離計画の為に必要な職業は主に2つ。
ワープポータルを使用できるアコライト、プリースト、モンクのいずれか、そしてアイスウォールを使う事ができるウィザードが必要でしたが、幸いにもフレンド2人がプリーストを使えた為に私がウィザードを育成する事にしました。
ウィザードの育成も2日で終わり、いよいよ隔離計画が実行に移される日。
まずはアサシンギルドの最深部に侵入する為にアイスウォールバグを利用してプリーストをワープさせます。
ワープ先は完全にランダムなので最深部に上手く移動できるかは運なのですが、確か2~3回で最下層に侵入する事に成功しました。
進入が成功したら最深部をポータルにメモをし準備は完了です。
しかしここでプリーストの2人が裏切り、私が隔離される悪戯をされてしまいますw
2人の裏切りはありましたが…計画の準備は完了、いよいよ計画を実行する時が来ました。
BOTをワープポータルで飛ばす方法は至ってシンプルに。
BOTがうじゃうじゃ来るMAPのリスポーン地点にワープポータルを仕掛け飛ばす方法を取りました。
場所はどこだったかな…エルダーウイローかコモド北の洞窟だった気がします。
そのリスポーン地点にポタを仕掛けるとすぐにBOTが罠に掛かりました。
ちゃんと隔離できているか暫くBOTを観察しているときちんとハマっている様子。
これなら行ける…!と踏んだ私達は、次々とBOTを最深部に送り込みました。
計画中に他のプレイヤーが転職試験に挑んでおり、中々1層目を抜けられずにハラハラしながら見守ったり。
私達の姿を見かけると始めは驚いていましたが頑張って!と声を掛けてくれたりしました。
この日は夜中の2時過ぎぐらいまで計画を遂行していましたが、眠気の限界が来てしまったので解散。
しかしプリの一人はこの計画が大層気に入り、一人で8時ぐらいまで計画を実行していたようですw
その後もちょくちょく隔離計画を実行していたんですが、
のちに語り継がれる事件が起きる事となります。
私と同じようにBOTをアサシンギルドに飛ばしていたプレイヤーがBANされ、ゲームマスターの手によりBOTが開放されてしまう事案が発生。

このアサシンギルド事件を機にユーザー間で反感が高まり、ゲーム内で抗議活動が活発化し祭りへと発展。
そして5/23のメンテにてアサシンギルド内にBOTを隔離できなくなってしまいました。
私も同じ事をしていた身として、この事件はかなりの衝撃を受けました。
バグを利用する事は規約違反なので何かしらの罰則、最悪垢BANも覚悟の上で行った事だろうなーとは思います。
実際私もそうでした。
しかし垢BANのみではなく、限りなく黒に近い隔離されたBOTをそのまま開放する行為は反感を買っても仕方ないな…と。
せめて調査なりし、それをきちんとユーザーに説明してから解放すればここまで大きな事態には陥らなかったかなと思います。
アサシンギルドが封鎖されBOTに対する有効な手段を失ったユーザー達は、抗議活動やオフラインミーティングなどを通し運営と対話をする事により徐々にBOTが減り始め、2008年頃かな?にはBOTの姿をほぼほぼ見る事がなくなりました。
アサシンギルド事件は後にBOTを排除する一つ事件として今も語り継がれており、私が先導して行った計画はフレンドと勝手にBOT戦記と名付け、たまに思い出話に花を咲かせるのでした。
さいごに
そろそろROの思い出を語ろうかの第三弾、BOT戦記でした。
この頃のROはまだまだカオス感が色濃く滅茶苦茶面白かった時期だったなーと。
もしできる事なら当時のROをまたプレイしてみたいですねw
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