ラグナロクオンラインと言うオンラインゲームをご存じでしょうか?
Ragnarok Online(通称:RO)は、韓国のゲーム会社グラビティによって製作されたオンラインゲームで、日本ではパズドラで有名なガンホーが運営しているMMO RPGです。
ROの歴史はとても長く、日本では2002年の12月1日に正式サービスが始まり、αテスト時代を含めると約20年もの歴史があるオンラインゲームです。

なんで今回ROについて記事を書こうと思ったかと言うと、ROのweb広告を見て何故か「そろそろROの昔話を始めようか」だったかな?を思い出して、私も少し書いてみようかなと思いました。
そんな感じで本日は、ROのちょっとしたご紹介と、私の昔話に耳を傾けて頂けたら幸いです。
Ragnarok Onlineとは
北欧神話をベースにしたミッドガルドを舞台としたストーリーと、2Dの可愛らしいキャラクターで仮想世界を冒険するMMORPGとして誕生したラグナロクオンライン。
2001年のαテストから始まり、2002年の12月に正式サービスがスタートし、2020年現在でもサービスが続いている根強い人気をもつMMO RPGです。

長い歴史を持つゆえに、様々な伝説を打ち立てたタイトルの1つでもあります。
そろそろROの思い出を語ろうか
私は確か2004年のepisode3.0 Labyrinth of lost memories辺りから始め、2009年のEpisode7.0 Return of the Archenemy辺りまでプレイしていました。
現在でも約1万人弱のプレイヤーが居るROですが、当時はプレイ人口が凄まじく多くサーバーが貧弱だった事と運営がちょっとアレだった事もあり、鯖落ちや罠パッチが多くて急にプレイできなるなる事もしばしばありました。
そしてBOTの存在が大きく、狩場を荒らしまくってドロップアイテムをルートされたりと、今では考えられない状況だったのを覚えています。
Episode3.0~4.0までの歴史をまとめたサイトがありますので、当時プレイしていた方はそちらも御覧頂けると懐かしめるかもしれません。
初めてのMMOは全てが新鮮で新しく、ROの世界はとても輝いて見え、とても面白くてどんどんハマって行きました。
何より楽しかったのは、見ず知らずの人とゲームを通じて知り合い、共に手を取り合って冒険する点でした。
ギルドに入ってワイワイ狩りをしたり、イベントに参加したり、フレンドやギルメンとただ駄弁っているだけでも楽しいと感じていたあの頃…
もうあんなにも新鮮な感じでMMOをプレイする事は出来ないんだろうな…と思うとなんだか切なくなってしまいますね。
印象に残っていることは…と思い返したら沢山ありましたw
全部はとても書ききれないので思い出深い話を一つ。
師匠との出会いと別れの話。
私はアサシンと呼ばれる職業でROを楽しんでいました。
始めた当時はリアフレのまったりギルドに所属していたのですが、何やらGvG(攻城戦)が面白そうで、どうしても参加したくなったのでGvギルドに所属する事にしました。
私が所属したギルドは20人居るか居ないかの小さなギルド。
所謂弱小ギルド、砦を落としても防衛するだけの力がまだ無かったので、砦と落としたら防衛はせずに転戦するレーサーギルドと呼ばれるギルドでした。
何故弱小のレーサーギルドに所属したのかと言うと、ROの世界の首都、プロンテラの南口でギルドメンバーの募集が良く行われており、そこでポリン相手に石投げをしていたら声を掛けられたのがきっかけです。
Gvギルドとしては弱くとも、G狩やイベントも良く行われており、メンバーもノリが良くて優しくてとても居心地が良いギルドでした。
師匠は私の後に加入してきたのですが、ギルドマスターを始め幹部の個性が強く、私もギルドマスターと仲が良かったので師匠との会話は殆んどありませんでしたが、ある日転機が訪れます。
その転機とは、「第2回マイグレーション」
サーバーの負担を分散させるために新しいワールドが追加され、希望者はその新しく作られたワールドに引っ越しができると言うサービスが開始されるとの事。
このサービスがギルドに波乱を巻き起こすことになります。
私はギルメン以外の中の良いフレンド達が引っ越しをしないと言う事だったので残る事にしたのですが、ギルド内では意見が割れて少しギスギスした状態でした。
結局の所残る事になったのはギルドマスター、師匠、私の3人だけ。
残りのギルドメンバーは新ワールドに引っ越しをする…と言う事になり、20人以上いたメンバーと別れる事になってしまいました。
ギルドはマスターがそのまま引き継ぎ、師匠がサブマスとなり新たなスタートを切り、自然と師匠と話す機会も増えて仲良くなって行きました。
色々話しているうちに私が師匠よりも年下と言う事も分り、とても可愛がってもらうと同時に、師匠が段々と廃神と言う事が分かって来ました。
なんかめっちゃROに詳しいし、メインキャラのVIT型のプリースト以外の職業だけでなくやたらとアサシンの事も凄い知ってるなと思って聞いてみたところ…
元々は古いワールドで大手Gvギルドのマスターだった事、そしてメインキャラはアサシンのオーラだった事、ギルドの運営に疲れて仲の良いフレンドとこのワールドに引っ越してきたという事が分かりました。
そして…装備も凄かったです…
ROの装備は精錬値といって、装備を強化するシステムがあるのですが、ある一定以上の精錬値を超えて鍛えようとすると装備が破損してしまいます。
そこで成功する現実的なライン、防具なら+7で止めるのが主流だった時代に+9、最高値の+10装備とかを普通に持っていました。
そして何故かRO装備の最高峰、神器を作る為の材料のひとつである猫の足音を貰ったこともありました…
と、まだまだ師匠とのエピソードは尽きないですが、そんなこんなで残った3人の関係はどんどん深くなり、次第に電話やメールでもやり取りする仲になりました。
そこで本気で驚いたのが、ギルドマスターが女性だった事。
キャラも男プリがメインだったし、下ネタもガンガン言うし言動も粗暴な所があったので完全に男性だと思っていたので驚きを隠せませんでした。
とは言え今までの心地よい関係が崩れる訳でもなく、徐々にギルドメンバーも増え始めたり、他のギルドと同盟を組み砦を確保できるようになってきたりと、このまま順風満帆にRO生活を楽しむ事ができると思っていました。
RO外でもやり取りをするようになり暫くしたある日、ギルマスと師匠がゲーム内で結婚する事になりました。
これはギルドを上げてお祝いしないと…と思ったのですが、色々とめんどくさい事もあるしメンバーに気を遣わせたくないとの事で、3人で式を挙げる事に。
勿論お似合いだと思ったし、2人の弟分のような存在だった私は祝福し、これからもっと面白くなるな、と思っていたのです。
この式が終わりの始まりとも知らずに。
マスターと師匠もたまに喧嘩をするぐらいで、喧嘩の度に2人から愚痴を聞かされていましたが、大抵2~3日もすれば何事も無かったかのようにべったりだった2人。
そしてメンバーも増え、同盟先も増え、弱小から中堅で一番大きな規模にまで成長したギルド。
全てが順調だと思っていましたが、次第に2人の喧嘩をする頻度が高くなってしまい…ある日師匠がギルドから居なくなっていました。
マスターもログインしておらず、状況が何もわからずにその日はログアウトしたのですが、暫くして師匠からメールが届きました。
「もうギルドに居る事ができなくなったから抜ける事にした、君は頑張ってくれ」的なニュアンスのメールだったと思います。
どうしたんですか?何かありましたか?と返答すると…簡単に言ってしまうと、2人は別れてしまったと言う事でした。
別れるのは仕方ない事だと理解していますが…まさかこんな形でこの関係が終ってしまうのか…?
と思うとやり切れない、切ない思いでいっぱいでした。
「ギルドを抜けるのは分かりましたけど、また遊んでくれますよね?」とメールを送ると「もちろん」と返してくれましたが、それから師匠のログイン頻度は落ちていつしか全くログインしなくなり、師匠の連絡先も携帯を紛失した事で分からなくなりもう話す事さえできなくなってしまいました。
なのでこの場を借りて、最後 に伝えたかった事を言おうと思います。
色々教えてくれて、楽しい思い出を沢山貰えてとても感謝しております。
ありがとうございました。
さいごに
そんなこんなで、「そろそろROの思い出を語ろうか」風の思い出話でした。
確か同タイトルのスレが古城倉庫さん辺りに纏められていた気がしたんですが…古城倉庫さんは消滅してしまったんですね。
以前書いたこちらの記事の

Internet Archiveを利用すれば残されたアーカイブを見る事ができます。(文字化けしていましたが)
もし当時を懐かしみたい方は是非ご覧下さい。
そろそろROの思い出を語ろうか第2弾もできました。

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